Interviewインタビュー

ミュージカル『ボンベイドリームス』
すみれさん インタビュー

“インドの映画界が舞台の『ボンベイドリームス』
ゴージャスでハッピーだけど切ないストーリーを楽しんでください!”

荻田浩一さんが演出を手がけ、「ボリウッド(インドの映画界)」を舞台にしたミュージカル『ボンベイドリームス』が2月14日、15日に梅田芸術劇場(大阪市北区)にて上演される。ヒロイン・プリヤ役を演じるすみれさんに『ボンベイドリームス』の魅力、そして今後の目標について聞いた。

―『ボンベイドリームス』とはどんなミュージカルですか?

日本では、あまり馴染みのないインドを舞台にしたミュージカルなんですけど、日本の方でも受け入れやすいストーリーと音楽で構成されています。もちろんインドの音楽も使われているんですが、普段ラジオでかかっていても違和感がないんじゃないかと思うようなポップな音楽です。他にも、心情をしっとりと伝えるバラードからハードロックまで、幅広い曲が使われています。ダンスもヒップホップやジャズなどを取り入れているので、東洋と西洋が融合したミュージカルを楽しんでいただけると思います。

―海外で公演されている『ボンベイドリームス』と違いはありますか?

海外で公演されているものとストーリーはそんなに変わらないんですが、荻田先生(荻田浩一)の演出による日本でしか観ることのできないミュージカルです。夢見る少年が目の当たりにする光と闇を描いていて、ハッピーだけではない演出で今までに観たことがような舞台になっていると思いますね。基本はコメディでみんなでゲラゲラ笑える作品なんですけど、切ない場面や感動的な場面もあります。

―この作品への出演が決まったときの感想を教えてください。

この作品に出演させていただくと聞いた時は、「インド!?」ってびっくりしたんですけど、作品を観てみると率直に「かっこいい!楽しそう!」って思いましたね。そして、この作品を日本で、そして日本語でやるのはすごいなって思いました。「インド人を演じられるのかな」っていう不安もあったんですけど(笑)、やってみたいという気持ちの方が大きかったです。

―どのように役作りされましたか?

過去に海外で行われた公演を観たりはしたんですけど、「どうやって役作りをすればいいんだろう」ってすごく悩みました。でも、インドらしい派手な衣装を着てみると不思議とプリヤになれた気がしたんですよね。衣装を着て、お化粧をして、ヘアセットをして…プリヤになった自分を鏡で見た時に、なぜか「いける!」って思いました(笑)。

―実際にプリヤを演じてみていかがですか?

やってみると、案外違和感なく役に入り込めました。他の共演者のみなさんもはまり役の方ばっかりだと思います。あ、川久保さんだけは(男性でも女性でもない第三の性・ヒジュラを演じているので)はまり役って言っていいのか分からないですけど(笑)。

―プリヤを演じる上で意識していることはありますか?

プリヤはエリートという設定なのでそういう雰囲気が出せるように意識しています。あとは、私自身尊敬できるほど、意思がとても強い女性なのでそこがきちんと表現できればいいなと思いますね。

―すごく派手できらびやかな衣装ですが、初めて着る時に抵抗はなかったですか?

色がすごくビビットでとにかく派手で(笑)、初めて見たときはやっぱりびっくりしたんですけど、舞台では映える衣装だと思います。私は8着ぐらい着させていただくんですけど、どれもすごく華やかですね。共演者の方も様々な衣装で登場するので、それも一つの見所としてファッションショー感覚で楽しんでもらえればいいなと思います。

―インド映画のようにダンスもたくさん取り入れられているんですよね?

ダンスのシーンはとても多いですね。インドのダンスは独特なので、手や足より首が筋肉痛になってしまいました。ノリのいい音楽が多いので、休憩中もみんな自然に口ずさんだり、踊ったりしています(笑)。みなさんも劇場を出られる時には、思わず口ずさんでしまうと思いますよ。

―稽古場の雰囲気はいかがですか?

共演者の方々の息もぴったりですし、楽しくやらせていただいてます。顔合わせや歌稽古を入れなかったら、まだ一週間ちょっとしか稽古していないんですが、一幕は固まっているので順調だと思いますね(取材時)。

―お気に入りのシーンはありますか?

主人公のアカーシュが出ているシーンは、彼が明るい性格なので賑やかで華やかなんです。観ていて気持ちいいというか、幸せな気持ちになれますね。実際にこのシーンを観たら「こんなにのほほんと生きられたら、どんなに楽だろうなぁ」って感じると思います(笑)。あとは、やっぱりダンスのシーンです。共演者の方みなさんが本当にダンスが上手で、自分が出ていないシーンでも観ているだけで私も自然とノリノリになってしまいますね。

―テレビでも活躍されているすみれさんですが、舞台とテレビのお仕事ではやはり違いはありますか?

そうですね。高校や大学では舞台の勉強をしていたので、舞台の方がアットホームな感じはあります。今までずっとハワイにいたので、芸能界のことはもちらん、日本の笑いのことについてもテレビのお仕事をさせていただくまで全く分からなくて。「どうしたらいいんだろう」って悩んでいたんですけど、やっていくうちに少しずつですが分かるようになってきました。テレビでのお仕事は、日本や日本語を知る上で、すごくいい勉強になりましたね。

―2015年を迎えましたが、今年の目標を教えてください。

日本語をもっと上手に話せるようになって、舞台やドラマなどのお仕事を増やしていきたいです。そして、いつかアメリカと日本を行き来しながら、活動できればいいなと思っています。

―最後に本作への意気込みをお願いします!

今までに観たことがないような不思議でめちゃくちゃなストーリーなんですが、とにかく楽しいミュージカルになっていますので、たくさんの方に観ていただければと思います。笑ったり、泣いたり、恋したいなって思っていただけたら嬉しいです。ぜひ、ボリウッド(インドの映画界)の世界に遊びに来てください!

Profile

東京都出身。高校までハワイで過ごし、2009年アメリカのカーネギーメロン大学演劇科に進学。 11年に休学し本格的な芸能界デビューを目指す。13年にデビューシングル『シーズン・イン・ザ・サン』、セカンドシングル『黄昏のビギン』をリリースし、新曲「Promise〜forever〜」を発売中。同年『二都物語』、『エニシング・ゴーズ』に出演しヒロインを演じた。14年、ヤマハホールにて1stLIVEを行った。また、TBS『新チューボーですよ 』、『バイキング』火曜レギュラーとして出演中。さらにCM各社、多数活躍。女優・歌手としての活動の場を広げている。