Interviewインタビュー

アルバム『Imperfection』
May J.さん インタビュー

“聴いてくださる方に少しでも前向きになってもらいたい。明日に向かっていくためのパワーを届けられたら。”

―2年ぶりのオリジナルフルアルバムということですが、どのような思いを込めて制作されましたか?

タイトルの『Imperfection』というのは不完全という意味です。私自身音楽以外のことは何にもできない人間で、抜けているところがたくさんあります。でもそんな私をずっと支えてくださったスタッフの方、何よりもファンの方からの声があったからこそ、辛いことがあっても乗り越えることができました。完璧な人なんて世の中にはいないと思うんです。みんなそれぞれ不完全なところがあるから、その不完全同士が支え合って人は成長していくんだと思っています。このアルバムを聴いてくださる方には少しでも前向きになってもらいたい。「みんな不完全なんだから不完全同士がんばっていこうよ」っていう明日に向かっていくためのパワーを届けられたらいいなと思って作りました。

―ここに注目して聴いてほしいというようなポイントは?

バラードのイメージが強いかもしれないですけど、ライブのときにみんなで一緒にコール&レスポンスをして盛り上がるようなアップテンポな曲も入っていますので、その両方を聴いていただければ嬉しいですね。

―オリジナル曲とカバー曲、歌う上でどのような違いがありますか?

あまり変わらないようにしてます。カバー曲であっても、どう自分で解釈するかによって自分の曲のように歌えると思うんですね。毎回カバーのときは何十回何百回と歌詞を読んで、「私はこの曲をこういうふうに歌いたい」とイメージを固めてから歌うようにしています。カバーを経験することで普段自分が歌ったことが無いようなジャンルの曲も歌えますし、歌詞の内容とかで新たに表現の幅を広げられるんじゃないかなと思っているので、そこで学んだことはどんどん自分の作品でも挑戦していきたいと思っていますね。

―アルバム制作中の印象深い出来事は?

一曲目の『光のありか』はサッカーの内田篤人選手から「曲を作ってほしい」というお話をいただいて一緒に作詞をさせていただいた曲なんです。内田さんやほかのアスリートの皆さんが書いた文章を送っていただいて、それを基に私の気持ちも入れて作詞家の方に書いていただいて出来上がった曲です。

―『Mama found…“Forever”』という曲は難民問題についての取材を元に制作されていますね。

私の祖母は元々難民だったのですが、私自身は難民問題というのが実際どんなことが起きているものなのかあまり知らなかったんですね。祖母にそういう過去があるということも含め、もっと知りたいなと思ったので取材をさせていただきました。実際に難民の方にお会いして、そこで感じたことというのをそのままこの曲にぶつけています。家族っていう存在はすごく大切だなって改めて感じましたね。どこで何をしていても、誰といるのかがすごく大事で。家族という存在がいるから、未来に向かってがんばっていけるんだなって取材を通して思いましたね。

―『Let It Go』の大ヒット。ディズニー映画の主題歌という大役を受けてどう思われましたか?

信じられなかったですね。生まれた頃からディズニー映画が大好きで、ディズニー映画で流れている曲を聴いて「歌手になりたい」と思ったので、自分にとっては親のような存在なんですよね。なのでこうしてディズニーと一緒にお仕事ができるというのは本当に光栄なことです。

―これから挑戦していきたいことは?

明確にこれをしたい、というよりは出会いだなと思っています。今回の内田さんとの共作詞も難民問題についても、いいタイミングでお話をいただいたんですね。私は音楽に関することならどんなことでもチャレンジしたいという思いがあるので、無限大に色々と挑戦していきたいと思います。

―アルバム付属のDVDとブルーレイには全国ツアーの東京公演映像が全編収録されています。やはりライブを見ていただきたいという思いがありますか?

やっぱりライブがある上での曲作りだと思っているんですね。ライブでお客さんとひとつになって、そこで感じたことをまた次の作品に出せると思うので。ライブはぜひ皆さんに見に来ていただけたら嬉しいですね。生の歌声をやっぱり聴いていただきたいですね。でも遠くてなかなか行けないという方もいらっしゃると思うので、ライブ映像で楽しんでいただけたらと思います。

―1月18日には初の日本武道館でのライブを行われますね。やはり特別な思いがありますか?

私にとってはすごく神聖な場所で、ずっとひとつの目標にしていたんですね。デビューから8年。8年分の全てをこのライブにぶつけて、来てくださる方に必ず楽しんでいただけるライブにしたいです。

―寒い季節ですが、声を維持するために普段気をつけていることはありますか?

基本的なことですね。たくさん睡眠をとったり、風邪をひかないためにしっかりと身体を温めたり、手洗いうがいマスク…あとショウガハチミツ紅茶というのを飲んでいます。紅茶にショウガとハチミツを入れて歌う前にいつも飲むようにしていますね。身体が温まったり、のどが潤ったり、利尿作用があったりと、女性の身体には最適ですね。

―最後に読者の方にメッセージを!

ツアーでいつか神戸にも行きたいと思っていますので、生の歌をぜひ皆さんに聴いていただきたいです。遠くなってしまいますが、日本武道館の方にも来ていただけたら嬉しいです。このライブではMay J.の全てが見られると思うので、ぜひ来ていただきたいですね。

Profile

1988年6月20日生まれ。神奈川県出身。圧倒的な歌唱力とパワフルかつ澄んだ歌声、そして前向きでポジティブなメッセージが共感を呼び、幅広い世代から支持を受けている。記録的な大ヒットで社会現象にもなった、2014年公開のディズニー映画「アナと雪の女王」の日本版主題歌を担当し、その歌声でお茶の間人気を不動のものにしている。テレビ・ラジオのレギュラーMCや多数のCM出演でも活躍中。2015年1月18日(日)には初の日本武道館公演「May J. Budokan Live 2015 ~Live to the Future~」の開催が決定。