Interviewインタビュー

松山ケンイチさんインタビュー

『作品を見ても自分のこの撮影の想い出アルバムを見ているようで、不思議な感覚でしたね。』
27歳のフツーのサラリーマン・ダイキチが、亡くなったおじいちゃんの隠し子・りんを引き取ることに!歳の差21歳のちぐはぐな二人の共同生活の行方は?愛いっぱいの最高にキュートな感動作『うさぎドロップ』。ダイキチ役の松山ケンイチさんが語る愛情とは――。

―演じられていかがでしたか?

とにかく現場で芦田愛菜ちゃんといるのが楽しかったですね。いつかは自分にも子供ができるかもしれないし、その時はダイキチのようにいつでもポジティブでいられる父親でありたいなと思ったりしました。でもこの作品は親子だけではなくて、"人と人が繋がっている大切さ"がテーマとしてあるので、いろんな発見がありましたね。

―SABU監督の作品がもともとお好きだったということですが?

「男を格好良く描ける」ところがとても好きです。ダイキチは諦めない男だし、自分の言った事に責任を持っていますよね。真っすぐだけど、自分を変えていける柔軟性も持っているところなんて格好良いですよね。

―かなり走るシーンが多かったですね。

監督は走るシーンが好きなんですね(一同笑)。でもそれは、「走るとお芝居をしようと顔を作ることができないから」と言うんです。キャラクターの根本を写すことが重要なので、上手い演出だと思います。とても信頼できる監督なので、温かい作品もいいですけど、次は尖ってる役で参加してみたいですね。

―芦田さんとの共演はいかがでしたか?

愛菜ちゃんとは初めてだったんですが、最初に会った時から心を開いてくれていたので、とてもなじめましたね。演技に集中しやすかった、と同時に可愛いさに癒されもしました(笑)。撮影は1ヶ月ちょっとありましたけど、アッという間で「もう少し撮影していたいな」と思ってしまうほどでした。忙しいのに、いつも元気なところは、偉いなと感心します。

―疑似体験ですが、育児を体験された感想は?

世の中のイクメンと呼ばれている存在と今回は少し違うと思うんですが、男女関係なく"家庭をしっかり築いていく"と言うことを大事にしなくてはいけないと思いました。男性も仕事だけが全てじゃない。ダイキチはりんと生活していく中で人間として大きく成長したし、その過程が大事なんだと、この映画を通して考え方が定まった感じがします。

―りんちゃんのお遊技の練習を微笑んで見ているダイキチの表情は、今まで見たことのない松山さんの優しい表情でした。

その時の表情は全然作ってないです。愛菜ちゃんとずっと一緒にいたことで自然と出たものだと思います。台詞以上に撮影以外でも2人とも喋り合っていたので、どっちが現実になっていたのか曖昧になってしまう時もあったぐらいです。作品を見ても自分のこの撮影の想い出アルバムを見ているようで、不思議な感覚でしたね。

―最後にメッセージを。

見ていただければ、必ず温かい気持ちになる作品です。男の格好良さもダイキチが表現してくれていると思うので男性にもぜひ見ていただきたいですね。

Profile

<マツヤマケンイチ>
1985年3月5日青森県出身。『デスノート』シリーズで一躍有名に。その後『デトロイト・メタル・シティ』『ウルトラミラクルラブストーリー』『カムイ外伝』『ノルウェイの森』『GANTZ』『マイ・バック・ページ』などの主演で高い評価を得る。今一番注目されている実力派俳優。

Storyストーリー

©2011 『うさぎドロップ』製作委員会

うさぎドロップ

【監督・脚本】SABU
【原作】『うさぎドロップ』宇仁田ゆみ(祥伝社刊)
【出演】松山ケンイチ/香里奈/芦田愛菜 ほか

6歳の女の子と独身男が突然、親子に!?

27歳、彼女なし。ごくフツーのサラリーマンであるダイキチが、祖父のお葬式で出会った孤独で悲しげな女の子は、おじいちゃんの隠し子だった!?引き取り手のないその少女・りんを男気を見せて連れて帰ったダイキチ。こうして突然、二人の共同生活が始まった!慣れない子育てにあたふたしつつも、いつもりんのことを一番に考え、底なしの優しさで包み育てていく。一生懸命な二人とたくさんの愛情を描いた、最高にキュートな感動作!

うさぎドロップの公開情報

公開 8月20日(土)
監督 SABU
出演 松山ケンイチ/香里奈/芦田愛菜 ほか
主題歌 PUFFY「SWEET DROPS」(キューンレコード)
公式HP http://www.usagi-drop.com/
劇場 神戸国際松竹《TEL.078-230-3580》ほか