Interviewインタビュー

『THE BEST OF TARO HAKASE』『コンサートツアー2011 ザ・ベスト・オブ 葉加瀬太郎』
葉加瀬太郎さんインタビュー

『THE BEST OF TARO HAKASE』

積み上げた歴史もキャリアも大切ですが、一度、リセットして新たな一歩を踏み出す勇気が何よりも大切だと思います。

『情熱大陸』(MBS/TBS)のテーマ曲や『てっぱん』(NHK連続テレビ小説)のオープニングテーマ曲「ひまわり」など、珠玉の名曲が収められた初のベストアルバムが絶賛発売中の葉加瀬太郎さん。そのアルバムを携えて秋から始まるツアーについて語っていただきました!

―今回のニューアルバムはどんな想いで選曲されたのでしょうか?

日頃から、僕の音楽は生活の中で聴く人それぞれが、"目覚めの1曲"、"通勤しながら元気を出す1曲"、"部屋でくつろぐ1曲"、"掃除の時の1曲"なんて、上手く使ってくれることを望んでいます。今回のベスト・アルバムは、様々なシーンに合うようにとと銘打った初回精算限定盤のそれぞれ15曲ずつを選ぶ事から始めました。そして、この30曲から自分が「これぞ葉加瀬太郎」と言える"ベスト・オブ・ベスト"な通常盤の選曲へ進んで行きました。

―「To Love You More」や「Etupirka」といった名曲を、なぜ新しく録音されたのでしょうか?

昨年デビュー20周年を迎え、新たなスタートを切る為に、一度リセットする意味も含めて、これまでの作品をベスト・アルバムとして纏めてみようと今回のコンセプトはスタートしました。しかし、過去を振り返るだけの作品では無く、何か記念となる節目に相応しい作品になる企画やアイディアを盛り込めないか?と考えるうちに、思い出深い楽曲を、今だからこそ出せるサウンドでレコーディングする事へと辿り着きました。改めて、さらに楽器と向き合うために移り住んだロンドンで出逢ったEnglish Chamber Orchestraと録音した「To Love You More」も、02年に立ち上げたレーベルに集まった仲間達と録音した「Etupirka」も、今だからこそ出せるサウンドに尽きるカタチで出来上がったと思います。クラシカルな録音と最先端なレコーディング、どちらの曲もこれ以上の楽しみは無いレコーディングになりました。

―収録曲の「ひまわり」へは特別な想いをお持ちとお聞きしましたが?

もともとは、NHKの連続テレビ小説『てっぱん』の為に作った曲で、いつか自慢出来る大好きな曲が出来た時に付けようと思ってとっていた「ひまわり」と言うタイトルを付けた楽曲です。今年の春、毎朝テレビから流れていた曲が突然流れなくなり、何気ない毎日の中に幸せがあるって事を再認識させてくれた曲でもあります。

―秋から全国ツアーが始まりますが、今回のコンサートの見どころは?

ベスト・アルバムのツアーですから、楽曲のアレンジもオリジナルに近い、選曲される楽曲もベストなベスト・コンサートになります。また、ステージ一杯に広がる大画面に僕が敬愛する原田大三郎さんが作る映像との共演も見所だと思います。

―初めて葉加瀬さんのライブを体験する方にライブの楽しみ方を教えてください。

肩肘張らずに普段着で楽しむ事だけに集中して遊びに来てくれれば嬉しいです。昔あった、移動遊園地や移動動物園、日本中廻る秋祭り、そんなつもりで僕等も楽しんでいます。

―いつもきさくな関西弁で話してくださって親しみが湧きますが、やはり関西への想いは特別にありますか?

やはり、ふるさとですから、この一言に尽きると思います。当然、別格です。

―11月19日に公演を控える神戸のお気に入りの場所などあれば教えてください。

お気に入りの場所は、「神戸国際会館こくさいホール」です。毎年コンサートでお話しさせて頂いてますが、本当に素晴らしい会館で音も雰囲気も最上です。僕が日本全国を廻るのではなく、みんなが「神戸国際会館こくさいホール」に葉加瀬を観に来るようになれば嬉しいのですが。

―今月で200号の『Recipe』に、昨年デビュー20周年を迎えられた葉加瀬さんから一言いただけますでしょうか?

積み上げた歴史もキャリアも大切ですが、一度、リセットして新たな一歩を踏み出す勇気が何よりも大切だと思います。これは今の僕の最大のテーマでもあります。ともに頑張りましょう。

―最後にメッセージをお願いいたします。

毎年秋に始まるツアーは、皆さんがイメージする、お堅いコンサートではなく、笑いあり感動ありなエンタテインメントお祭りショーです。是非、一度遊びに来て下さい。

Profile

<ハカセタロウ>
90年、KRYZLER& KOMPANYのヴァイオリニストとしてデビュー。セリーヌ・ディオンとの共演で世界的存在となる。96年の解散後ソロ活動開始。デビュー20周年を昨年迎え、新たなスタートとなる今年、自身初のクラシックスタイルでの全国ツアー"Classic Theatre"を開催。初のベストアルバムを8月10日にリリースし、秋からの全国ツアーを控える。